オランダ版RPDRこと、Drag Race Holland、シーズン1エピソード1 “Land of the Queens”の感想です。
カナダが終わったかと思いきや息をつく暇もなく、オランダ版が開始!
ホストを務めるFred van LeerはTV番組などで有名なスタイリストですが、ドラァグ・クイーンとして15年の経歴があるそうです。
※思いっきりネタバレありです。
※書きたい部分しか感想書いてないです。
※画像引用が多くて重いです。
おお…タイトルバックで風車が回っている…オランダというとパッと思いつくのがハウステンボス、平均身長が高い、チーズが名産…くらいしか知識がない状態で観ました。なのでオランダローカルネタがあっても全く拾えていないと思います。
※名前は発音が正確に分からないのでカタカナ表記をあきらめています。
好きなエントランス・ルック
ChelseaBoy
仮面ライダー…!?と思いましたがmoter chick(バイカー女)だそうで。meet the queensではエイリアンのような異色肌でしたが、エントランスでは意外に人間的(?)な姿。タイトスカートだとバイク乗りにくそうだなという要らない心配をしてしまいました。
Megan Schoonbrood
尼僧姿からのReveal!!こういうコンセプト好きなんですよね。「ひざまずいて懺悔したいのは誰?」という登場時のセリフも良かったです。
Patty Pam-Pam
メジャー柄のストールがかわいい。エントランス・ルックもランウェイも自分で作っているそうで、インスタグラムにスケッチを載せていました。裁縫チャレンジで大活躍しそう。
Envy Peru
こういうかっちりとしたレオタード好きなんですよね…90年代のスーパーモデル幻想を満たしてくれるルック。髪型も好きですね~すでに国内ではかなり有名なクイーンなんだそうです。
Sederginne、Janeyがどちらもレオパード柄で…トレンド・アラート、レオパードになりそう(笑)
ミニ・チャレンジ
RPDR S5で登場した巨大水槽でのフォトチャレンジ。
みんなまず水中で沈むことができずに苦戦…ウィッグが濡れて垂れてくるので顔も見えなくなるし難しそうなチャレンジですよね。チャレンジの内容は事前に知らせてるのかな~「濡れても良いルックで」とか通達があるのだろうか。
Miss Abby OMGとEnvy Peruがとても上手く潜っていて、水着のような衣装だと成功率が高いのかな?と思いました。逆にふわっとした衣装だと不利そう。泳げない人や水に恐怖心ある人も大変そうですね。今回はいなかったので良かったです。Ma'Ma Queenもかなり良かったような気がします。
案の定ウィナーになれなかったEnvyが「ビキニだからウィナーになったんだ」的なことを言っていてw元々EnvyとAbbyは仲が良いみたいですが、ちょっとしたライバル関係のような演出が入っていて気になる所。
海外版だとRPDRで既に行った懐かしいチャレンジが出てくるのが楽しい。同じチャレンジ回を見直したくなります。
メイン・チャレンジ&ランウェイ:Who's your queen
全員すごくないですか…?第1回目ということもあるんでしょうが、みんなかなり気合が入っているしクオリティ、ディテールも目を見張るものが多い気がします。
好きなルック
Sederginne
一番手にしてすでに凄いな…とあっけに取られてしまうルックでした。マリー・アントワネットをテーマにしていますが、スカートの中には「お菓子」が。
Janey Jacke
ウィナーになったのも納得の美しさ。Reveal後はビヨンセ風のボディースーツ姿に。Bee(蜂)とQueen B(ビヨンセの愛称)をかけているんだそうです。
Mama Queen
聖母マリアがテーマ。頭の飾り?がピカピカ光っていて目を引きます。最後に飾りを落としてしまわなければきっと上位になっただろうに…と残念でした。「遊園地みたいじゃない?安っぽい」とジャッジのClaesに言われていましたが、すぐにFredからのフォローがあって良かった。
ChelseaBoy
正面だけでも素晴らしいのに尻尾まで…club kidsぽさがありますね…大好物です…高いヒールだったのもジャッジに好印象だったようです。確かに良く歩けるなあと思ってしまう。
Patty Pam-Pam
クイーンのフレディ・マーキュリーがテーマ。「クイーン」の解釈にひねりが合っていいですね。ヒゲにサングラスがこうもかわいく見えるとは…顔が小さく見えてしまうからでしょうか。
Madam Madness
メイクがとにかくすごい…テーマは「不思議の国のアリス」に登場するハートの女王。映画「アリス・イン・ワンダーランド」でヘレナ・ボナム=カーターが演じた赤の女王を思い出しました。
'Off with her head!' Helena Bonham Carter is back as Queen of Hearts in new Alice trailer.. https://t.co/TuUUpd2slA pic.twitter.com/pUsHxOFU6Q
— LOOK magazine (@Lookmagazine) 2015年11月6日
そしてエピソード1にして、いきなり「あなたがウィナーにふさわしいのは何故か?」という質問に答えなければいけません… しかも短めにという指定が。難しそう。
Envyは口下手なのか上手く話せなかったと後悔している様子。SederginneはFredからの反応が良く、Roemは「自分はドラァグがどうあるべきかの定義だ」とかなり自信満々…Pattyは「パージェントのスピーチね」と上手く対処するという要領の良さを発揮。Abbyはドラァグ・レース初のブラジル系のクイーンということで、そのルーツが最大の強みだと話します。
そういえば、今回、個別のmeet the queens(各キャストへのミニ・インタビュー)が無いんですよね。だからここで一人一人を軽く紹介する意味もあったのかもしれません。
リップシンク
今回のリップシンク曲はマドンナの「Express Yourself」。
Meganは片耳が80%聴こえない聴力障害を持っているがあまり分かってもらえないという告白を…からのExpress Yourself(自分を表現して)。
Meganはエモーショナルなパフォーマンスで目を引きました。Roemは最初、リップを取り出して唇に塗っていたりしていましたが…王道曲だとリップシンク難しいんですかね?逆に。終わった後に二人が寄り添って結果を聞いているシーンが良かったです。
元々有名だというRoemの脱落はとても意外でした…キャスト発表された時もTeamRoemを表明する有名人を多く見かけました。
Roemの作っていたRPDRのパロディ動画「RaPal Dark Res」シリーズ(2018年に制作中止)は現在Dailymotionにアップされているようです。
さて、オランダのプレミアでしたが…
チャレンジの前振りや最後のEverybody say love!!もルーが言うんですね。フランチャイズということを強調しているのかもしれませんが、似た構成の番組「America's Next Top Model」も他国版でタイラ・バンクスが出てたりしたんでしょうか。海外フランチャイズをどんどん進めているのは、ANTM意識しているのかなー(意識しているのは元からですが)という気がしていて。
そういえば、リップシンク始まる直前に後ろでSederginneがヒールを脱いでいるのに気づいてしまいました…wカメラワークがやっぱり製作会社によって違うからかもしれません。効果音やBGMも本家とかなり違うのでまた印象が変わってくるし、慣れるまでに少し時間がかかりそう。
ランウェイのBGMは「Sissy that walk」、エンディングは「Can you fell the love」でしたが、今後もこれで行くのかな?sissy~聞くともう懐かしい気分になってしまう…
ジャッジに関してはまだそんなに納得できないものはなくて…他の3人(固定なのだろうか)の厳しめの批評にFredがフォローを入れている雰囲気かなと感じました。メイン・ジャッジがしっかりドラァグの経験のある人なので、期待しています。(オランダのTVでも実績のある人のようですし)