カナダ版RPDRこと、Canada’s Drag Race、シーズン1エピソード6 “Star Sixty-Nine”の感想です。
※思いっきりネタバレありです。
※書きたい部分しか感想書いてないです。
※画像引用が多くて重いです。
TOP7!と盛り上がる中、リタは同じモントリオール出身の妹のようなキアラが去って「英語話者に囲まれてる…」とやや心細い様子。
ボアは前回ステイシーに「目を覚まして頑張りなさい!」と叱咤されてしまったらしい…「タイノミが言われてた最後の警告みたい」と意地悪を言うボボ。そして、レモンが「そういうボボはセーフ続きだよね」 と指摘するという…
今思うと、これ完全に伏線でしたよね(笑)
ミニ・チャレンジ
True tea! It’s @crystalwillseeu from @dragraceukbbc. Welcome home, sis! 😘 #CanadasDragRace pic.twitter.com/Hcmpaah9gY
— Canada's Drag Race (@canadasdragrace) 2020年8月7日
ゲストはなんとDrag Race UK S1のクリスタル!番組開始前の予告でも登場していて楽しみでした。忘れがちですけどカナダ出身なんですよね。山羊の角のように巻いているヘアスタイルがかわいい。
I don't remember who I was referring to when I said "Come thru Baga Chipz ", but tbh the whole lot of them were giving me chaotic "Much Bettah" energy. @canadasdragrace @ritabagaz
— Crystal | Black Lives Matter (@crystalwillseeu) 2020年8月7日
バガ・チップスのキャッチ・フレーズ"Much Bettah"のようなエネルギーを感じたと話していました。なんとなく分かる(笑)
ユファ・ハマサキのFPRこと「Bootleg Opinions」のゲストもクリスタルです。
今回のミニ・チャレンジは超能力者に扮して、電話で悩み相談を受けるというもの。
「タロットで占うと、(意中の相手は)もう死んでます!」と言い放って映画『ゴースト』ネタを繰り出してきたプリヤンカが面白かった。
ボアは「占い師じゃない!私はストリッパー!」といって暴れ回るというw遠目で見るとメイクのせいもあって、そういう人形感がすごい(笑)
レモンは「6時間後にあなたの頭の上にピアノがあるのが見える」と死亡フラグを立て、ジンボはいつものようにキャラクターへの入り込み方が激しい。
ボアかジンボがウィナーかなと思ったんですが、レモンも確かに面白かったですね。「すでに知ってた~」とキャラのまま答えるレモンを睨む(ように見える)ボボとイローナ。ウィナーがチーム分けを決めるという場面で、レモンは二人を一緒のチームにします。しかし、ボボは「NYから来たことを鼻にかけている」とレモンを良く思っていないようで…
メイン・チャレンジ
架空のドラァグ・クイーン法律事務所のCMを制作するというチャレンジ。
ボボ&イローナ(ボローナ)
Disclaimer: No queens were harmed in the making of this commercial. 😂🤕 @IlonaVerley @ItsScarlettBobo #CanadasDragRace is now streaming on @CraveCanada 🇨🇦 pic.twitter.com/JJbIfzcapR
— Canada's Drag Race (@canadasdragrace) 2020年8月7日
ついに二人のコンビ名「ボローナ」が誕生。演技に熱が入りすぎて振り上げた本が本当にイローナに当たってしまう場面も。「sissysissyうるさいわ!」とプリヤンカに言われていましたがすっかり自分たちの持ちネタ?として定着していますね。派手な喧嘩シーンはやっぱり見ていて面白い。
リタ&ボア&ジンボ
If you’re a drag queen with some pesky bachelorettes on your hand, ring the bell! @ritabagaz, @bitchonarrival and @jimbodragclown are snatching up your case! 💁🙌 #CanadasDragRace is now streaming on @CraveCanada 🇨🇦 pic.twitter.com/TZ3lDtm9xX
— Canada's Drag Race (@canadasdragrace) 2020年8月7日
ちょっと珍しい組み合わせのような…でもジンボはチーム分けに大興奮のようです。リタは「独身パーティーで騒いでいた花嫁から〇〇に指を入れられた!」と衝撃的な話を…「ドラァグ・パフォーマーに同意なしに触らないで」と訴えていました。そんな経験から「パフォーマンス中に危害を加えられた時にベルで呼んだらすぐ駆けつける!」というのがウリの法律事務所をCMに。ボアとジンボの演じた役名が下ネタw
レモン&プリヤンカ
.@thatbitchlemon and @thequeenpri serving late-night lawyer realness! 👩💼⚖️#CanadasDragRace is now streaming on @CraveCanada 🇨🇦 pic.twitter.com/1Bdbj70ZuP
— Canada's Drag Race (@canadasdragrace) 2020年8月7日
pussy protecter…股間を守ることがウリの法律事務所。レモンの柔軟性にステイシーが驚いていましたが流石のダンススキル。他チームに比べると少しインパクトが足りないなと思いました。やっぱり時間配分が上手くいかなかったのでしょうか。
ウィナーはジンボかボボなのかなと思っていたんですが、リタで意外でした。フランス語で話してただけでは…ランウェイが好評だったのでそれも加味されているのかも。
にしても、今回こそはボボがウィナーになって欲しかったですね…途中までそんな流れじゃなかったですか!?明らかにガッカリというか「またか…」というムードがボボから感じられて心配。ワークルームでやや苛立っている様子もあるので、このままだとまたドラマがありそうな気が…
ランウェイ:Canadian 'Tuck'-shedo
「カナダのタキシード」とは、ジーンズやデニムジャケットを身に着けていることを指す俗語です。この言葉は、デニムのトップスとデニムのボトムスを着ていたためにビングクロスビーがカナダのホテルへの入国を拒否された後に1951年に始まったと伝えられている。事件を知った後、リーバイ・シュトラウス・アンド・カンパニーは宣伝用スタントとしてクロスビーのために完全にデニムで作られたタキシードをデザインしました。
ということで、デニムがテーマですね。
好きなルック
ボボ
これまでのボボのルックで一番好きかもしれないです。ヒールもデニム。ボボのランウェイでのアピールも毎回観ていて楽しい。全体的に今の季節に見ると涼し気なのも良いですね。
ジンボ
Denim Demon Diva…という名前がついているようです。DDD。リー・バウリーを思い出させるフェイスキニ。違う色のデニムをツギハギしているという作るのに気が遠くなりそうなジャンプ・スーツ…真っ赤なウィッグとブーツカットのボトムスも良かった。club kidsぽいものに惹かれてしまうんですが、ジンボは毎回そっち寄りのルックが多くて楽しい。
一緒に制作したというJeni Mummeryのインスタグラムアカウントでは、製作過程の動画も掲載されています。
リタ
シンプルすぎるかなとは思いましたが、メイクとモヒカンがアクセントになっていて良かった。revealで大きな変化は無いように見えましたが、お尻が見どころなのでしょうか?
と、ここでボトムの一人となったイローナへの批評について…
ジャッジの発言がイローナへのボディシェイミング?
I wanna discuss... The delivery of these critics fr @JeffreyBChapman are sounding really negative and aggressive. It feels like @michellevisage with @AdoreDelano. Judges are necessary but and I feel like the ultimate goal is to give feedback that r constructive n educational? https://t.co/G7mn12XBZb
— Ongina (@ongina) 2020年8月7日
オンジャイナも「AS2のミシェルがアドアに言ったような意地悪な言葉をジェフリーが言った」「ジャッジは建設的で教育的なフィードバックを与えるべきでは?」と言っていました。
ハイツやステイシーはともかくジェフリーは俳優であり(モデルの経験はあるようなんですが)、ドラァグの知識が無い人物が的外れ…そして出演者を傷つけるようなことを言ったと批判を受けているようです。特にジェフリーに風当たりが強いのは、視聴者から門外漢と見られているからかもしれませんね。最近のエピソードでは人が変わったようにハジけているな…と思いながら見ていたんですが。ル・ポールの話し方を真似ているのかなという節もあり。そこは自分には「ちょっと笑ってしまうけど気にならない」程度だったのですが…
今回のジェフリーの「お尻はファンデーションなどでカバーした方が良い」という発言。これが、ボディシェイミング(生まれ持った外見などに対する侮辱)に当たるのではないかと言われています。むしろイローナのルックはお尻がポイントなのでは…
THE ASS MERCH IS OFFICIALLY LIVE! https://t.co/6GaeVw7iHh pic.twitter.com/8v3JYt8ZMq
— Ilona Verley (@IlonaVerley) 2020年8月10日
イローナ自身はその論争を逆手に取ってグッズを発売。以下のリンクからお尻のポートレイトが購入できます。
ILONA VERLEY has released their new merch lines ‘My Ass Is Famous’ & ‘Kiss It, Don’t Diss It’
— snatchedmerch (@snatchedmerch) 2020年8月12日
Tees, Hoodies and Totes available from https://t.co/mNMLduJS8X@IlonaVerley pic.twitter.com/AQ61BWcX17
Snatched MerchでフーディやTシャツも販売中。
リップシンク
イローナはリップシンクになるといつもパワフルですね…アサシン感がある。そして、今回も見応えのあるリップシンクでした。イローナの迫力がすごい。…途中からボアの胸が出ているのがとても気になってしまいましたw
リップシンク曲はAlessia Caraの『Scars To Your Beatiful』です。
この曲の歌詞には「ありのままのあなたは美しいことを知るべきだ」という一節があり、皮肉にもイローナが言われたこととは真逆のメッセージが込められています。
Alessia CaraのVMAs2017でのパフォーマンスはまさしくそういった内容を表したもの。リップシンク曲にこれを選んだことで、余計に批判の声が高まっているようです。無理も無いですね…
Thank you for sharing your story with us tonight, @bitchonarrival. Your whole community is here to support you and show you the most love 💞#CanadasDragRace https://t.co/tJPB5QuJco pic.twitter.com/Vgeiq5nasV
— World of Wonder (@WorldOfWonder) 2020年8月7日
ボアは今回、性暴力・強盗に遭ったが、コミュニティが支えてくれた…という話をしていていました。「誰かにこのことを言ったら殺す」と脅されたと言っていましたが、どれだけ怖かったことか…
「私はここに友達を作りに来たんじゃない…ラザニアを作りに来た。」とひと笑い取って帰っていったボア。面白いシーンが多かったのでもっと見たかったクイーンの一人です。
公式サイトでTシャツやピンが販売中。Cameoはここから。