『POSE』シーズン2エピソード8 "家族の危機" の感想です。
※ネタバレ注意!
フェム・クイーン・ヴォーグ、ブッチ・クイーン・ヴォーグ
Let the Icon Sinia Alaia explain the Femme Queen Vogue category from tonight's ball to you. #PoseFX pic.twitter.com/3Fzkvyemt7
— PoseFX (@PoseOnFX) 2019年8月7日
You have seen @DashaunWesley dance, now watch as he breaks down the Butch Queen Vogue category for you. #PoseFX pic.twitter.com/vSru0p1Gdt
— PoseFX (@PoseOnFX) 2019年8月7日
レジェンド二人によるカテゴリーの解説。Dashaun Wesleyは今回デイモンと争っていた人物、シャドー・ウィンター役を演じていました。HBO制作のヴォーグ・コンテスト番組『Legendary max』*1ではホストを勤めています。
プレイ・テルとリッキー
未熟なリッキーの親代わりとなったのはプレイ・テルでした。
秘密を共有しているということもあり、親密になっていく二人。前回、しこたま美容品を並べていましたが今回は同じくらいビタミン剤と薬を並べるという…マメですね。
プレイ・テルは教養のある大人で、住んでる部屋もゴージャス。そりゃ惹かれるよな…
予想していた通り、彼らは結ばれましたが思ったより早かった気がします。本気じゃないというプレイ・テルですが、惚気まくるという(笑)恋バナシーンは楽しかったです。仲間はやや引き気味でしたが、リッキーいくつなんですかね。プレイ・テル45歳らしいので、少なくとも20歳は離れてそう。
意外とリッキーがプレイ・テルを支えていて…彼には未熟なところがあるなと思っていたんですが良い方向にいきそう。プレイ・テルの存在を通して更に成長していくのかなと予想しています。
デイモンの卒業
オーバーオールのデイモンかわいいなとか思ってたら修羅場…動揺して一回、オーブン開けるの分かるなと思ってしまいましたwリアルな演技。
ミュージカルシーンが増えてきましたね。見応えありますが。
ヘレン良い人だな…外の世界での「良心」といった存在だったのでもう登場しないのかなと思うと寂しい。
デイモンの卒業おめでとう!となったにも関わらず食卓でまたもや修羅場が発生…
エレクトラは仲裁せずにドラマを見守っているのかと思いきや…「マザーやファザーは子供と寝ない」というルールをプレイ・テルに突き付けます。
そ、そんなルールあるんだ…
ボールの仲間たちは「違うハウスだから大丈夫でしょ」って言ってましたけど。
エレクトラが言うには「ボールに通うみんながあなたを父親みたいに見ているのに」ということでしたが。年齢差もあるけど立場を考えるとやっぱりまずいのかなあ。
S1から見ているので、恋人たちを次々見送ってきたプレイ・テルには幸せになって欲しいという気持ち。
エンジェルとパピ
S1と比べてエンジェルは自立していて、更に彼女を守ろうとしてくれるパピがついています。いよいよ二人で暮らすことになりましたが上手くいくことを祈ります。でもコカイン癖は抜けてないようで…後、あのカメラマンの存在も気になりますよね。今後も何もしないとは限らないし。
それにしてもボールで勝ったのに全然祝ってもらえないパピかわいそうじゃないですかwブランカ褒めてあげて…
母親とは?
ハウス・オブ・エヴァンジェリタ、一気にメンバーが減ってマザー一人に…
そんな中、育てたのに何も見返りがないなんて…とブランカは「母親とは?」という問いにぶつかることに。
母親とは世界を作ること…とエレクトラに言われていましたが。個人的には母親に荷物を背負わせすぎなんじゃないかなあと思ってしまいます。ここでは概念としての「母親観」を語っていたのかもしれませんが。母親だって人間だと思う。
「子は親に恩返ししろ!」みたいなこと言ってたエレクトラに言われたくないという気にもなってしまいましたw彼女も成長したということですかね。
ブランカとプレイ・テルはお互いに支え合っていた関係だと思うので、早く仲直りして欲しい…
そういえば、泥酔したプレイ・テルがリッキーに話してた時、ブランカのことを色々言ってたような気がするんですが字幕では翻訳されておらず…Huluは英字幕付けれないのでネットフリックス待ちですね。
年長者で一番精神的に成熟していそうなプレイ・テルですが、彼もまた母親を欲していたってことでしょうか。
ラストの言葉
愛は思うようにいかない
愛とは闘いであり成長すること
ージェームズ・ボールドウィン
まさに今回の話の内容を現したような言葉は、『私はあなたのニグロではない』などで知られた作家・ジェームズ・ボールドウィンのもの。
後2話でPOSEが終わってしまうなんて…と寂しいです。しかも、今回は家族バラバラになるというラストだったので…デイモンはまだHIV検査受けてないと思うのでそちらも気になります。
*1:観たくてたまらないんですが日本からではまだ観れないようです。