カナダ版RPDRこと、Canada’s Drag Race、シーズン1エピソード2 “Her-itage Moments”の感想です。
※思いっきりネタバレありです。
※書きたい部分しか感想書いてないです。
※画像引用が多くて重いです。
ミニ・チャレンジ
demure ingenue(控え目で無垢な女性)の物語って言ってたけどみんな途中からガンガン踊るようになってて趣旨が違うのではw
プリヤンカは完全に下ネタで途中カットされてたのはお察し…笑
ウィナーの基準が分かりませんが、別にバレエらしさやダンススキルが重視されるわけではなかったみたいですね。ウィナーに選ばれた時のアナスタジアの反応が面白かったです。
メイン・チャレンジ
チームメンバーはミニチャレンジのウィナー二人が選んでいく形でしたが、選ばれずに最後に残った人がどっちのチームに入るか選べるのは良いなと思いました。
ボアが前回Untuckedで言い争っていたカインを真っ先に選んでいたのが意外だけど、やっぱりちょっとプロレス的なものだったのかなと思いました。
The Muffragettes-投票権のために戦うクイーン達の話
キャスト:ボア、プリヤンカ、カイン、ボボ、ジンボ、イローナ
A tale of Drag Queens fighting for the right to vote. A part of our her-atige. 🍁🇨🇦
— Canada's Drag Race (@canadasdragrace) 2020年7月10日
A new episode of #CanadasDragRace is now streaming on @CraveCanada. pic.twitter.com/zRNUaweh4y
ボボとイローナの妙なシンクロぶりに困惑するジンボ。二人はメイクもお揃いにする徹底ぶりで今後も名コンビになりそうです。
楽天的なクイーンの役をするプリヤンカ、ジンボの秘密を暴く激しいカイン…と役柄が本人のキャラクターと上手くマッチしていた気がします。
ジンボにときめくプリヤンカという図もかなり現実にハマっているし…(観るの2回目で気づいたんですけど、プリヤンカは最後にわざわざジンボの股間にお尻をあてているんですね笑)
ボアはセリフに詰まらなければ役にはハマっていただろうに…とちょっと残念。ラピュタのドーラみたいなイメージです。
I Smell Burnt Tucks-珍しいドラァグの病気を治そうとする女性医師の話
キャスト:アナスタジア、タイノミ、リタ、キアラ、レモン
The she-roic story of a Canadian doctor who cured rare drag diseases. A part of our her-atige. 🍁🇨🇦
— Canada's Drag Race (@canadasdragrace) 2020年7月10日
A new episode of #CanadasDragRace is now streaming on @CraveCanada. pic.twitter.com/HsVflzNfFc
タックが燃える奇病のキアラ、タンポップが止まらない奇病のタイノミ、コントゥアがキツすぎて「トリクシー・マテルがピカソとセックスしているように見える(?)」レモン。名医役のアナスタジア、リタはブッチ・レズビアンな看護士役(まともに仕事してないんですがw)。
タイノミ以外は生き生きしていた気がします。印象に残ったのは褒められていたキアラ(セリフも多い)とリタですね。レモンも意外に上手くこなしていました。
序盤の演技チャレンジにしては事故が少なくて、楽しく見れました。
ランウェイ:Not My First Time
初ドラァグ時のルックからインスパイアしたものがテーマ。似たようなテーマがUS版(本家)であったような気がするんですが思い出せません…
好きなルック
レモン
家賃も払えないくらいの駆け出し時期と比べると、見事に高級感のあるルックに改変。この写真にサインを入れたものを販売する予定があるんだそうです。購入は以下リンクから。
キアラ
リンジー・ローハンやニコール・リッチーを思い出させると言われていましたが、確かに。正面を見るとシンプルすぎるかなと思いましたが、振り返った時にキラリと光る髪飾りが良いですね。
ボア
A fun AND SEXY girl! @bitchonarrival 😍 @bhytes1 #CanadasDragRace pic.twitter.com/wvk1xvVmOW
— Canada's Drag Race (@canadasdragrace) 2020年7月10日
色の組み合わせが好き。確かに全体的に見るとちょっと寂しい気も。プレゼンテーションが毎回上手いですよね。見てて楽しいです。
ボボ
.@ItsScarlettBobo is (literally) serving fire on the runway and we’re GAGGED. 🔥🤯 #CanadasDragRace pic.twitter.com/g0177NlhDA
— Canada's Drag Race (@canadasdragrace) 2020年7月10日
17歳の時の初ドラァグからインスパイアしたものだとか。こちらもボアと同じくプレゼンに個性が出まくってて好きです。そして、なんと言っても火芸を披露したことが大きいですね。ドラァグ・レース・タイランドを思い出したことは言うまでもないです(笑)
イローナ
2015年にアドア・デラノのコンサートに行った時が初ドラァグなんだそうです。単純に自分がホラーチックなのが好みではあるんですが。恐れずにフラット・シューズなのも良かったです。
ジンボ
ゾンビ・チアリーダー!ツインテールをボンボンにするというギミックも良かった。フワフワしているかと思えばこういうプレゼンもできるのというギャップ…FPRでSHOOTになって欲しい。
限りなくゆっくり歩くプリヤンカ、キャンピーなリタも良かった。カインは自分も初ドラァグの方が良いなと思ったんですよね。多分タイツの色に合わせようとしたのか濃い紫にしてたのが引っかかったのかも。
リップシンク
タイノミ良かったですね~カインも頑張ってたので見応えあるリップシンクでした。プレッシャーからか泣き崩れそうになるタイノミをカインが「今は私が去る時なんだ」という風に声かけていて…思いやりが素敵でした。
今回のリップシンク曲はUltra Nate, Amber & Jocelyn Enriquez『If You Could Read My Mind』。
前回書き忘れていましたが、ゲストが「Time has come~」などリップシンク前のコールを担当。ウィナーを合議制で決めるのはとてもフェアで良いですね。
各クイーンへの所感
PRIYANKA(プリヤンカ)
すっかり下ネタ担当にwとても面白いのでコメディ・チャレンジ期待できそうですけど下ネタ連発にならないかなとちょっと心配。
ILONA(イローナ)
グループ・チャレンジで最後まで選ばれなかったという出だしでしたが、ボボという相棒を得たことで良い結果になった気がします。この二人かわいいよ…
単独では印象がまだはっきりしないので、今後の見せ場に期待。
KIARA(キアラ)
コンフェッションでカインの金のボールをわざわざ持ってたのがとてもTV的だなと思いました。意外にshadyなのかな(笑)
母親が映画の先生で、自身も制作を二年間学んでいたそうで。演技チャレンジも上手くこなしていたので、ランウェイ以外も期待できそうだなと印象が変わりました。
Anastarzia Anaquway(アナスタジア・アナクウェイ) aka STARZY(スタージー)
バハマ国出身のアナスタジアは祖国で撃たれた凄まじい経験を話していて…「彼は今夜が峠でしょう」という医師から言われたそうですが無事生還。そして、カナダに亡命。
どこか淡々としたイメージなんですが、こういった経験をしているからなんだろうか…
LEMON(レモン)
レモンの母親は彼女のショーを見て以来、一番のサポーターだそうで。母親はオレンジ、父親はグレープフルーツ、兄弟はライム、家族5人は“Five Alive”と母親は呼んでいるというかわいい話もしていました。前回から巻き返してきたのでここから頑張って欲しい。
SCARLETT BOBO(スカーレット・ボボ)
注目してたら地味に他の人より一言二言多くて、やかましい笑 リアクションも大きいのでやっぱり観てて楽しいです。すでにかなり好きになっているので、最後まで残って欲しい。火芸に関しては服のテイストもあいまってRPDR S1でジャグリングをするシャネルを思い出してしまい…ジャッジから否定的な意見が出なくて良かったとホッとしています。
KYNE(カイン)
You guys aren’t ready for the chaos of new drag race tomorrow @canadasdragrace pic.twitter.com/x9jEum3eh8
— Kyne (@onlinekyne) 2020年7月9日
ハイツに生意気な態度を取るなど(本人は冗談のつもりだったと言ってますが…)前回に引き続きハラハラさせてくれましたが、演技チャレンジでは指示をちゃんと聞き入れたりと努力している点も見えました。ランウェイの批評でも態度を改めていて、それはジャッジにも評価されている点。伸びしろがありそうなだけに残念でしたね。
Tシャツが早速Drag queen merchで発売中。↓
Snatched merch限定デザインもあるそうです。
Kyne - In Stars T-Shirtwww.snatchedmerch.com
BOA(ボア)
イローナの名前が覚えられない!など「ボアって本当におバカ」みたいに評されていましたが、どうやらADHDなことも影響しているようで…セリフが言えずに気持ちが焦り、また忘れてしまう…きっと冷や汗かいてるんだろうなとか気持ちは痛いほど分かり見てて辛いものが(笑)…頑張って欲しい。
RITA BAGA(リタ・バガ)
演技も面白かったしランウェイも良かったので、もし彼女がウィナーと言われても異論は無かったです。正直この安定度だとよっぽど何かない限り、最後まで残ると思っています。もっと色んな姿が見たい。
JIMBO(ジンボ)
「彼女は彼女自身のままである」という評価だったので意外だったんですが、RPDRとはやはりジャッジの仕方が違うんだなと感じましたね。(最近はTV的に盛り上げるためのいちゃもんでは?と思う事もあるので笑)前回に引き続き、評価が高く結果をしっかり残していますね。次に何をするかがとても興味をそそられるクイーン。
TYNOMI BANKS(タイノミ・バンクス)
前回のランウェイでは緊張していましたが、今回は少し殻を破れたようです。すでにキャリアを築いているのに、なんだかとても心には不安を抱えているようで(すでに築いているからなおさらなのかもしれませんが)心配ですね。UKのディヴィーナを観ているような気持ちになりました。なんとか立て直して欲しい。
WOWの公式チャンネルでDRUK S1クイーン、ヴィネガー・ストロークスによるRecapが始まったようです。TOTAL SLAG AWARD、HODGE PODGE AWARDは果たして誰が取るんでしょうか?相変わらずの面白さだったので、今後も期待したいです。