カナダ版RPDRこと、Canada’s Drag Raceがついに開始!
S11クイーン、ブルックリン・ハイツがメインホストということで、注目を集めていましたが内容はいかに…?
エピソード1 “Eh-laganza Eh-xtravaganza”の感想です。
※思いっきりネタバレありです。
※書きたい部分しか感想書いてないです。
※画像引用が多くて重いです。
いきなり深刻なBGMで始まりましたが、全然軽いノリでしたね(笑)
チャレンジ前のアナウンスはルーがやるんですね。
ドラァグ・レースのテーマ曲がいつもと違うのも少し気になりました。
ミニ・チャレンジ
雪山を模したセットを登り強風の中、フォトセッション。RPDR S2を思い出しました。やっぱりつけまつげがはためきまくってしまう…あんなにバタバタなっているのに取れないのはすごいなと思ってしまいました。
台本感のある説明の後、早速イローナからスタート。叫ぶクイーンが多かったですね。そっちの方が雰囲気が出ると思ったからでしょうか?リタの叫びにはエコーがつけられるほど…
ウィナーはカインでしたが、てっきりジャッジにウケていたジンボがなると思っていたので拍子抜けしました。(まあジャッジの笑いを取るかどうかが基準じゃないだろうし…)
メイン・チャレンジ/ランウェイ
色んなテーマの箱がそれぞれに割り当てられ、入っているアイテムを利用して自分でルックを作り上げるチャレンジ。RPDR S6を思い出しますね。
割り当てBOX
分かる範囲で意味も調べてみました。
カイン:Gold digger
ゴールド・ディガーとは金目当てで金持ちと結婚する人を指す言葉。
レモン:Jock scraps
イローナ:Muskokurrrrr
リタ:Quebec-froid
froidはフランス語で英語のcoldにあたるようなので直訳すると「ケベックの寒さ」?
ジンボ:Rain-blow it up
blow it upで「~を爆破する」の意味。rainbow(虹)とかけてある。
プリヤンカ:Gone fishy
fishyはお馴染みの「フェミニンな」というような意味の単語。*1
ボア:Man of green gay-bles
「赤毛のアン」の原題「Anne of Green Gables」をもじっている。
キアラ:Like a Prairie
Prairieは草原という意味なんですが、マドンナの曲に「Like a prayer」というタイトルのものがあるのでそれとかけているのかも。
タイノミ:Lumber janes
Lumber jackで木こりという意味なので、jackがjanes(ジャネス)に…女性の木こりというニュアンスかも。
スタージィ:canada gay
スカーレット:Glampede
ジューシー:Much Ru-sic video prance
好きなルック
キアラ
Category is... Canuck Couture!
— World of Wonder (@WorldOfWonder) 2020年7月3日
Serving Like A Prairie: @KIARAQCCA 🇨🇦 #CanadasDragRace pic.twitter.com/v1LWne0JA5
ファンシーなカカシ。色の統一感あって良かったですね。私はシルクハットに弱いので…S8のナオミのルックを思い出しました。オシャレカカシ。
ジンボ
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— World of Wonder (@WorldOfWonder) 2020年7月3日
Serving Rain-Blow It Up: #Jimbo 🇨🇦 #CanadasDragRace pic.twitter.com/3rBuKgj3sC
クラシカルなシルエット、でもファンシーなイメージでケイティ・ペリーが着ていそう。ハイツも言っていましたが、色の配置が難しそうなルックを上手く作り上げていてレベルが高い…
タイノミ
Category is... Canuck Couture!
— World of Wonder (@WorldOfWonder) 2020年7月3日
Serving Lumber Janes: @tynomibanks 🇨🇦 #CanadasDragRace pic.twitter.com/4tTsOG3pp0
ソックスのアクセサリーがユニークだなと思いましたが、不思議とスタリッシュに見えますね。S9ヴィレッジ・ピープルチャレンジのシェイを思い出します。
みんなプレゼンが上手いなと思ってしまいました。特にリタ、ボア、プリヤンカ。スカーレットも好きです。
リップシンク
エピソード1から熱い戦いでしたね。オーディエンスになっているクイーン達の声援が入っているのが良かった。豪語していたとおり、レモンのダンス・スキルの高さがうかがえました。US版よりもリップシンクの時間が長く取られている気がします。自分は編集でカットできなかったくらい白熱していたんだろうなという好意的解釈をしました。
I'm looking for:
— World of Wonder (@WorldOfWonder) 2020年7月3日
⚪️ Chat
⚪️ Dates
⚪️ Friends
⚪️ Networking
🔘 @carlyraejepsen's 2015 masterpiece E•MO•TION to receive the retrospective Grammy(s) it deserves
🍋 @thatbitchlemon #CanadasDragRace pic.twitter.com/OoQUwqA3LL
リップシンク曲はカーリー・レイ・ジェプセンの『I Really Like You』。
各クイーンへの所感
PRIYANKA(プリヤンカ)
始終、絶叫しているイメージでしたが、表情も面白いですし、長く残ってくれるといいなと思います。ジンボの素顔が気に入っているようなので、ここから何か生まれるのかな?
ILONA(イローナ)
「カナダのクイーンはインスタグラムのフォロワーを半分くらいは購入しているんだ」など初っ端からshadyなコメントを…w
カナダの先住民族Skuppahの出身で、そのことをとても誇りに思っているそうです。
KIARA(キアラ)
まだどんな人かピンときていないのですが、今回のランウェイでセンスが良さそうだなと思いました。今後もランウェイに期待。
JUICE BOXX(ジュース・ボックス)
エントランスで網タイツにブレスレットが絡んでしまった下りが面白すぎました。ミニチャレンジでもコケてしまうなど、すっかりドジっ子なキャラクターというイメージに。2年間断酒しているというエピソードをワークルームで語るなど伏線はありましたが…頑張りが見えるだけに脱落は辛いですね…
Anastarzia Anaquway(アナスタージア・アナクウェイ)aka STARZY(スタージー)
17年もパジェント・クイーンとして戦ってきた強者。自分で衣装も作っているようなのでランウェイには期待できそうですね。
LEMON(レモン)
カナダ出身だけど、NYに住んでいるそうです。ダンス・スキルには自信満々のようなので、ダンスチャレンジまで生き残って欲しい。
S9の時のファラのように、ブリっ子でうっとおしいキャラクターだという演出になっていましたがどうなっていくのでしょうか。講評でネガティヴなことを言われても笑顔なのが健気で応援したくなります。
SCARLETT BOBO(スカーレット・ボボ)
今のところ一番好きですね。トレイラーの時点ですでに惹かれていました。ピエロ、ヒッピー、ワイルドなことを好む、パンク・ロック・スター…全てツボをグイグイ押される要素ばかり。12年とキャリアは意外にも長く、すでに有名な模様。リアクションが大きくて見ていて楽しい。
KYNE(カイン)
若干21歳。アジア系ということで応援したい。作業中の他の人に絡んで動揺させようとしたり、したたかな一面が気になります。と思ったら自信満々でジャッジにも反論するなどハラハラする部分がすでに出てきていました。今シーズンのヴィランと予想。衣装から玉が落ちてアワアワと拾う場面は笑ってしまいました。愛嬌があって憎めないタイプ?
BOA(ボア)
タイトなジーンズにねじこんだりしなさそうなモーモースタイルで登場。他の人の反応を見る限り、愛されキャラなのかなという気がします。ステージでのプレゼンも緊張していたと言いつつも堂々としていました。
RITA BAGA(リタ・バガ)
キャリア13年、すでにカナダでは名を挙げているクイーンの一人のようです。彼女の登場に興奮していたキアラの反応がかわいい。画像からも分かりますがラスボス感があります。楽々と勝ち進んでいきそうな気がする。
パニック発作が出かかり、寒がっていたジュースにケープをかけてあげていて優しい。
JIMBO(ジンボ)
インパクト抜群。中の人…と呼びたくなってしまうほどキャラクター性が強い彼女。どこかの時点で「本当のあなたを見せて!」とジャッジに言われそうな気がしています。自分の世界観をすでに持っているので、柔軟にチャレンジに対応できるかどうかがカギになりそう。
「何か手品はできる?」という質問に「ペ〇スを消してしまうことができる(Tuckのことを言ってるんだと思う)」など上手いコメントを返していました。コメディもいけるかも。彼女を見てあっけにとられていたジュースの表情が面白かった。
なんとなく、Dragula S2に出演していたDisasterina(ディザストリーナ)を思い出すんですよね。きっと同じように中の人は良い人なのでは…
TYNOMI BANKS(タイノミ・バンクス)
すでにスターらしく、貫禄に満ちた登場でしたね。レモンは彼女のバック・ダンサーをしていたこともあるとか。自称タイラ・バンクスとナオミ・キャンベルが子供作ったらこんな感じとのこと。
スカーレットは大興奮でしたが、ジンボは全く心を動かされていないような表情が映し出されていました。この二人の間で何かあるという伏線でしょうか?
カナダ版ドラァグ・レースは、司会であるハイツのパーソナリティも影響しているのか、穏やかでのんびりした印象を受けました。まだエピソード1なので分かりませんが、今のところは台本があることが分かりやすい演出かなとも思います。思わず声を出して笑ってしまう場面も多くて、かなり期待できそうです。
エピソード2の感想はこちら。
*1:最近では女性蔑視な表現では?と問題視されています。