『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン3第11話“ウソ”の感想です。
遅れましたが感想です。後2話なので頑張って更新したいと思います。
※思いっきりネタバレあり。
ウォーターフォード夫妻の浅はかさ
結構前からこの夫妻がより戻しているのが気に入らない私です(笑)
もしギレアドにいなかったらというif話をする夫妻。
「ギレアドにいなかったらお互いの側にいないかもしれない」という話をしますが、それはお互いに「もし今と環境が違っていても結局相手と一緒にいるだろう」という確信がどこかにあるからこそ…なのかも。
ある意味お似合いではあるんですが、ジューン側からの視点も観ている視聴者からするとなんだか非常に腹立たしくもあります。
ギレアドという縛りから解き放たれ、正直な対話が持てたことで距離も近くなり和やかな雰囲気の二人。
しかし、その後には悲劇が訪れるのでした。
もう、本当にウォーターフォード夫妻って(特にセリーナ)…馬鹿だなあと思ってしまいました…ツメが甘いというかなんというか…特にフレッドは良くそれで司令官やれてたなという…
ジューンの殺人
セクシーな服やルブタンの靴はどこで手に入れたのか…エレノアの持ち物だったのでしょうか。
上手く内通者ビリーとコンタクトが取れたものの、ウィンスロー司令官に見つかってしまうジューン。未遂ではありますが、レイプシーンがあってなかなか見るのが辛かったですね…
そして、ジューンもついにエミリー、そしてモイラ達"モンスター"の仲間入りをしてしまいました。
血痕があんなに綺麗に掃除できるなんて、結構ギレアドの掃除機ってすごいなと思ってしまった(笑)主人公だからというのもありますがジューンは運が良すぎですね。
ジューンは「冷静で信頼できる」と侍女どころか女中にも絶大な支持を得ていることが今回分かりました。もはやカリスマリーダーの様相。ローレンス夫妻も手中に入れていますし、計画は着々と進みます…
挿入曲
セリーナが車を運転している時に流れる曲はChubby Checkerの『Let's Twist Again』という曲です。60年代のロックンロールで歌詞はタイトル通り「ツイストしよう」という内容で、久しぶりに運転することができて高揚するセリーナの気持ちを表しているのでしょう。
エンディング曲はKate Bushの『Cloud Busting』。
Kate Bush - Cloudbusting - Official Music Video
80年代のヒット曲で、MVも製作されています。
どんな曲なのか調べてみたところ、ヴィルヘルム・ライヒとその息子ピーターの思い出を歌った歌詞らしく、MVもそんな内容になっています。ピーターはケイト・ブッシュ本人が演じているんだとか。
ライヒはオルゴン を利用して上空の雲を消すことができるクラウドバスターという機器も開発していたそうです。タイトルはそれにちなんだものだと思いますが、クラウドバスティングには白昼夢や「雲の形が何に見えるかを言い合う」という意味もあります。
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