『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン3第10話“立会人”の感想です。
※思いっきりネタバレあり。
D.C.からウォーターフォード夫妻が偵察に
D.C.からウォーターフォード夫妻とウィンスロー司令官が視察に訪れます。オブマシューの一件があってからジューン達の住むボストンは要注意地区になったみたいですね。
懲りないフレッドは「もしよかったらお前をD.C.に移しても良い」とジューンに言い寄ります。
しかし、ジューンはウィンスローに対し「(ジョセフに)お仕えできて光栄です」と返し、フレッドには興味が無い様子を見せます。それに対してショックを受けてるフレッドが面白すぎて爆笑してしまいました。
ジューンを気遣うセリーナ。やっぱりお人好し…それともジューンのことはやはり気になるのか。ジューンは裏切ったセリーナに対して憎しみを抱いているようですが…
ウィンスローはボストンの侍女に沈黙を強いろうとしているのが気にかかりますね。リディアは「希望制にしましょう」と妥協案を提案しているようですが…「おば」の権力では司令官の意向を覆すことまでは難しそうなので、いずれボストンも D.C.のようになるのでしょうか。ますます地獄。
儀式を強制される
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⚡️ネタバレ注意⚡
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ジューンが自分に執着が無いことを知ったフレッドは、これまでジョセフが侍女との間に子を設けていなかったことをやり玉にあげます。器が小さい~
ウィンスローとフレッドはローレンス家に押しかけて儀式を強制させることに。ジョセフはエレノアと「儀式はしない」と誓ったらしく、エレノアは錯乱状態になってしまいました。字幕版で聴くとなだめるジョセフの声がとても優しいので、是非字幕版で聴いてみてください。
ジューン、ジョセフ、エレノア全員が望んでいない"儀式"。あえてその瞬間は描かれませんでした。ジューンは嫌では無いはずですが、「大丈夫、仕事と思うんです」と二人を説き伏せていました。儀式を拒めば3人とも死んでしまう。命か尊厳か…心を壊しても生きていくことを選ばなければいけないのは辛すぎます…
儀式が終わった後、 「少なくともあなたよりマシ」と言われたフレッドがまたもや傷ついた顔してて笑ってしまいました。しかも、その情けない瞬間をセリーナに見られているという…良くないなと思うんですが、最近はフレッドが辛い目にあっていたら溜飲が下がります。
しかも、ローレンス夫妻を傷つけたことはギレアド自身の首を絞めることに。
子供達を逃がすために行動を起こし始めるジューン
儀式を経て、憔悴したジョセフはこれ以上エレノアを傷つけたくないと、かねてからジューンに促されてきた「エレノアをギレアドから逃がす」計画を決行すると告げます。ジューンはジョセフに「一緒に逃げればいい」と言いますが、ジョセフは戦犯。亡命したとしても無事ではすみません。
しかし、ここがジューンの頭の良い所。「手土産にギレアドに奪われた子供達を連れて行けばいい」とそそのかしました。
見事、ローレンス司令官という大きな後ろ盾を得たジューン。そして、女中ベスに依頼していた「子供を逃がそう」という"ネットワーク"への呼びかけの返事は…沢山のマフィン!
ジューンの満面の笑みで第10話は幕を閉じました。いよいよギレアドに反旗を翻すときが来たのか。S3の予告はそんな触れ込みだった気がするのでしたが、時間がかかりましたね~後3話でS3も終わってしまいます!
そういえば冒頭で、ジューンはエレノアの協力で子供達の情報を手に入れていました。ジャニーンにはアンジェラ以外にもケイレブという男の子がいたと明らかに。しかし、彼はすでに交通事故で亡くなっている…結局ジューンはジャニーンに「ケイレブは生きている」と嘘をついてしまいます。気持ちは分かるけど、後々またトラブルの元になりそうな予感が…ジャニーン相手だと特に。
ジャニーンが「私も!」って言ってジューン達が一斉にそっちを向くシーンが面白かったです。「私だって勇敢なんだから!」ってちょっとプンスカなってるのもかわいかったなあ。ジャニーンは癒し。ジューン達はどちらかというと、ジャニーンは守らなきゃいけない対象だと思ってるんですよね。
さて、今回はジューンのしたたかさ、精神力の強さ、そして頭の良さが際立つ回でしたね。ここまで、精神崩壊を何度もしかけていますが、なんとか持ちこたえています…本当にタフ。 オブマシューの付き添いで足を痛めている(長時間の正座で)ようですが大丈夫でしょうか。逃げる時のネックにならなきゃいいけど。
今回の挿入曲なんですが、冒頭の曲に聞き覚えがあるものの検索してもヒットせず…既存のクラシックだとは思うのですが。それともオリジナル曲なのかな。エンディング曲も含めて今回のドラマティックな展開に合った音楽だと思いました。これまでのレトロミュージック寄りな選曲より好きかもしれない。
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