ずっと観たかった近未来SFアクション映画『チャッピー』をHuluで観ました。
監督・脚本・原作は『第9地区』などで知られているニール・ブロムカンプ。
近未来の南アフリカを舞台に繰り広げられる痛快アクション映画です。
ヒュー・ジャックマンとシガニー・ウィーバー出てたのに、気がつかなかった。小悪党なヒュー・ジャックマンは珍しいかも。
あらすじなどはここから見てください。↓
以下、ゆるい感想。
※あくまで、個人の感想&意見になりますので、鷹揚に読んでいただけるとありがたいです。
出演・音楽・アートワークを担当したDie antwoordについて
壁にdie antwoordのアートもあったり、ヨーランディの衣装がお洒落なのも良き。廃墟をアジトにしてるギャングなのにいつも真新しい服を着てるのはちょっと違和感がありますがw個人的にはMGSな世界観で良かったですね。月光みたいなロボット兵器も出てくるし。
— madara (@madara48528048) July 4, 2019
このDie AntwoordのMVを見て分かる通り、独特なイラストを自身のアートとして打ち出しているユニット。 ニンジャとヨーランディは実際に夫婦で、お子さんもいます。
亭主関白なニンジャに母性全開なヨーランディ、というのは今観ると男女の役割がステレオタイプだなと感じました。ヨーランディのキャラクターはもっとパンクな感じにしても良かったんじゃないかな…という願望。
ツイートしたときはDie~が好きなこともあって肯定的に観てたんですが、思い返すとなんだか『チャッピー』の世界観に彼らのアートワークが上手く溶け込めていないように感じてきました。
後半とかバタバタの展開なのにそれらがややノイズになっている。オシャレすぎて荒んだ雰囲気が削がれてしまったというか…要するにバランスが取れてなかったのかもなーなんて門外漢ながら思いました。
チャッピーについて
とある事情で銃は使えないチャッピーに「ナイフで刺すと人間は眠るんだ!敵を刺して眠らせてやればいい」と教えたことによって
「おやすみ!おやすみ!眠るんだ!」
とか言いながら敵を刺すのはシュールさに笑ってしまったけど、本当に怖いシーンだわ。教育は大事。
そして「暴力はいけないんだぞ!」って言いながら悪役を散々な目に合わせるチャッピー。
いま自分がしてるのは一体何なんだよw
最後に「でも僕は許す!」って殺さずに去るのは良心があるという表現なのか…?
思い返したらチャッピーの動きや声にロボットらしさがあまり感じられないのはちょっと残念感はあるかもな…と思いました。(ロボットの着ぐるみに人が入ってる感じ)声も人間に近くて微妙。
もうちょっとカクカクっとしたロボット感があれば、より人間とロボットの異種間交流感が出たんじゃないかな~と思いました。ウィーンとかガシャなどのロボットの動作音などメカニックなテイストが好きなので、もっとそういうものを味わいたかったという個人的な嗜好もあります。
アクションや話の展開のスピーディーさが最大の魅力
※グロシーン注意!
チャッピーの教育シーンが退屈だという人も、少し待てば上に載せたような怒涛のアクションシーンが随所にあるのであっという間に観れる。
ストーリー展開はとても刺激的(特に終盤)。
結末は「それでいいのか…?」と思う事間違いなしw
ドキッとするセリフがあるものの説教臭い押しつけがましさがなくて、素直に観られたので自分には好印象でした。
字幕で観たので、吹き替えでもう一度観るかも。配信が2019年7月31で終わるので、観たい方はお早めに。