始めました。
洋楽ミュージシャンなど書きたいことを書きなぐるところです。
よろしくお願いします。
以下、勝手に比較、批評します。
永遠のライバルと言われているブリトニー・スピアーズVSクリスティーナ・アギレラ。
本人たちは比べられすぎて、ウンザリしているでしょうけどw
ガラスの仮面で言えば、マヤがブリちゃんで亜弓さんはアギレラといった位置づけですねw
今回は主演映画編です。
まずは、ブリトニー主演作「Crossroads(邦題:ノット・ア・ガール)」(2002)
私はこの映画をわざわざ映画館へ観に行きました。
当時中学生。
きちんとしたパンフレットが売店に置いていなくて、プレス用だと説明され卓上カレンダーのようにクリアケースに入った小さな写真集を買いました。
まだ大事に家にあります。
ストーリーは余り覚えていないですw
思春期の少女が仲間との旅を通じて成長して、恋もして…といったような特筆するところはないようなロードムービーだったような…
まさにアイドル映画…ブリトニーの魅力を全面に押し出した作品です。
劇中にシングル曲を歌うシーンが何シーンかあるので、前年に発売したアルバム「Britney」の販促的な意味合いが強いように感じます。(日本とは違い、アルバムを出してからも収録曲をシングルカットして売り上げを伸ばすことも多いです。)
長く撮ったMVとして見るのが正しいのかも。
演技については可もなく不可もなく…演じているというよりそのままのブリトニーなのでコメントのしようがないです。
ブリトニーのことが好きじゃないとぶっちゃけ、最後まで見るのは辛いと思いますw
主題歌は「I'm Not A Girl, Not Yet A Woman」です。邦題もここから取られています。
作曲は当時エミネムの曲「Stan」にサンプリングされ、注目を浴びたDidoという女性歌手。
ブレインが優秀なのか、きちんと流行を抑えた曲を入れているのが流石。
単純に良い曲です。
問題作「Everytime」がリリースされるまでは、ライブでは生ボーカルでこの歌を歌うのが見せ場の一つにもなっていました。
映画の内容に沿うように少女から大人の女性に成長する自分のことを歌う歌詞です。
グランドキャニオンや鍾乳洞をバックにブリちゃんがしっとりと歌っているMVはとても目の保養になります。大自然もブリちゃんも美しい…!
Britney Spears - I'm Not A Girl, Not Yet A Woman
彼女の全盛期といってよい時期ですので、この時期に主演映画一つ残せたのはよかったのかもしれません。
対して、クリスティーナ主演作「Burlesque(邦題:バーレスク)」(2010)
Burlesque - Official Trailer with greek subtitles
こちらも公開当時に吉祥寺のミニシアターで観ました。
結果、すっかり感動して、後にDVDを買ってしまいました。
ストーリーは、歌手を目指して田舎から出てきたアギレラ演じる女の子が、クラシックな踊りと歌を披露する「バーレスク・ラウンジ」でスターとして上り詰める話。
ウエイターで働いている作曲家志望の男性との恋もあり、歌手のシェール演じるバーレスクの経営者との交流など…
ストーリーも惹きつけるだけの内容がきちんと詰まっており、ひたすら我が強いイメージのアギレラではありますが、演技は意外にも抑えめでラブシーンもかわいらしさが出ていて好印象でした。
とにかく、全編アギレラの押しの強いコブシの効いたボーカルが思う存分堪能できます。
歌唱力が評価されている彼女ではありますが、実はダンスも上手いのでそこも要注目。
体型もスマートな時期なので露出の高い衣装も似合っていて綺麗です。
ブリトニーとは対照的に、公開年2010年はアギレラにとっては苦難の年といってもよいでしょう。
この年に、リリースしたアルバム「Bionic」はエレクトロポップといったイメージを打ち出したものでした。
しかし、レディーガガがすでにブレイクしていたため、どうしてもイメージが被ってしまい、結果大コケ。(髪型もブロンドのストレートヘアと似ています。)
このアルバムはレディーガガが売れる前からレコーディングしていたものであり、2年をかけた力作でした。
大ブレイク前のラッパー、ニッキー・ミナージュをフューチャリングした曲もあり、本当に惜しい作品だと思います。
ガガをコピーした!などとネットなどで噂されアギレラは悔しくてたまらなかったと思います。
実際、当時ガガについてインタビューで尋ねられても「彼女なんて知らないわ」といった返事で不快感をあらわにしています。
映画公開後は、元夫との別居なども重なり、生活が荒れたせいか、体重も激増…
確実に低迷期といえる時期でしたが、この映画に出演したことで、ハリウッドのウォークオブフェイムに名前入りのプレートが埋め込まれ、殿堂入りを果たすことができました。
また、現在の婚約者はマシュー・ルトラーはこの映画の撮影アシスタントをしていました。彼との間には子供も儲けています。
この映画出演がなければ、アギレラはディーヴァの座を失脚していたかもしれません。
彼女のキャリアに置いてはかなりターニングポイントになっていると思います。
劇中の、同僚の妨害で音源が途切れたので、生ボーカルで歌いだすこのシーン。
映画や漫画にありがちな、主人公の隠れた才能に周りが驚くシーンなんですが、ベタではあるけれどこういうシーンはやっぱり気持ちよくてたまらないです…!
あと、脇を固める大御所歌手シェールの妖しい存在感と歌唱力も外せないのですね。
当時63歳ですが、積み重ねて来た人生から生じる歌への説得力…迫力は必聴です。
アギレラとシェール…新旧ゲイ・アイコンが共演しているというだけでも胸熱な映画です…!
ちなみにプロモーションとして何度か公に劇中歌を披露していたのですが、このころにはアギレラの体型がすっかり崩れてしまっているのが残念です。
総評としては、アギレラの「Burlesque」に軍配が上がると思います。
アギレラのファンでなくても楽しめる内容になっていると思いますし、非日常的なバーレスクの妖しい雰囲気が魅力的な作品です。
アギレラのボーカルが嫌というほど聴けますし、色んな衣装や表情も見れてファンも満足度が高いと思います。
純粋にエンターテイメント作品として優れていると思います。
何度も観たくなる映画ですね。
数字の話にはなりますが、興行収入も2千ドルほど「Burlesque」のほうが上です。
…あんな映画で6千ドルも収益上げれるブリトニーもすごいと思いますがw
挿入歌で何故かマリリン・マンソンの「beautiful people」をカバーしているので、サントラもきちんと買おうと思いますw
★20180923追記
思ったよりも多くの方がこの記事をご覧になっているようで嬉しいです。
ありがとうございます。
需要がありそうならVMA2003年のブリアギマド共演とか語りたいですね~