RPDR(ル・ポールのドラァグレース)シリーズが好きな方におすすめしたいMVを3つご紹介したいと思います。
選んだ基準は以下の4つ。
- あまり知られていないもの
- 男性ミュージシャンの作品であること
- グラム・ロックは除く
- 知っているとRPDRがもっと楽しめるかも
グラム・ロック(クイーン、T-REX、デヴィッド・ボウイ、ボーイ・ジョージ、デッド・オア・アライブなど)は挙げるとキリがないので…私は大好きなんですけどねw
Lightning Strikes/クラウス・ノミ
シーズン6エピソード7でコートニー・アクトがこのクラウス・ノミの衣装にインスパイアされたものを身に着けていました。
80年代前半にソロデビューしたドイツ出身のミュージシャンです。
マリア・カラスに憧れてソプラノ歌手を目指していたんだそうで、その楽曲はオペラ×ポップといった独特なもの。
パートナーであるジョーイ・アリアス*1と一緒にデヴィット・ボウイのバック・コーラスを務めていた経歴があります。
1983年に残念ながら、逝去されています。
彼はHIVで亡くなった初めての著名人*2とも言われています。
すでに死期が迫っている中、気力を振り絞って歌った『The Cold Song』*3はぜひ聴いて欲しいですね。
Klaus Nomi - The Cold Song (Good Quality) - YouTube
悲しい最期を迎えてしまったクラウス・ノミですが、そのとても奇妙でありながらキュートなその魅力は未だに影響を与え続けていると言えるでしょう。*4
MVということで今回は『Lightning Strikes』をご紹介しましたが、『Total Eclipse』*5や『Nomi Song』、『Simple Man』、『ICUROK』など明るくてユニークな曲が多いのでぜひチェックしてみてください!
Deep In Vogue/マルコム・マクラーレン
何か見覚えあるな~と思った方、正解です。
マドンナの大ヒット曲『Vouge』の元ネタですね。なんと、『Vouge』がリリースされたのはこのわずか9か月後!
この曲の製作者であるマルコム・マクラーレンは元々イギリスでかのヴィヴィアン・ウエストウッドとブティックを開いていた方です。
でも、バンド・マネージャーとしての顔のほうがはるかに有名で、ニューヨーク・ドールズやセックス・ピストルズを見出して“パンク・ムーブメント”を起こした張本人でもあります。
そんな彼は当時、NYハーレム地区のゲイ・カルチャー「ボール(BALL)」に魅入られていたようです。『Vouge』というダンスはこうした「ボール」文化を中心に生まれたものです。
ドキュメンタリー映画『パリ、夜は眠らない』*6と同時期にリリースされたこの曲は、同映画の出演者Willi Ninja(ウィリー・ニンジャ)*7がダンサーとしてMVに出演し、ラップも披露しています。
じっくりとヴォーギングを堪能できるMVとなっており、RPDRで時々クイーンが踊ってる「Vouge」ってどんなダンス?と思っている方はぜひ、観てください。
ダンスが表現するストーリーを想像しながら観ると楽しいでしょう。激しいだけでなく、エレガントな動きに目が釘付けです!
Too Funky/ジョージ・マイケル
You're perfect, you're beautiful, you look like Linda Evangelista
You're a model…
残念ながら 2016年に亡くなってしまったジョージ・マイケルの『Too Funky』は1992年にリリースされました。
MVの内容は観て分かる通り、当時のスーパーモデル達がランウェイを闊歩*8するというもの。
そこにはかのリンダ・エヴァンジェリスタの姿もあります!(笑)
きっとRPDRでランウェイ・チャレンジのパートが好きな人は大いに楽しめることでしょう。
モデルたちの眩い美しさはさることながら、今見ても先鋭的なファッションあり、舞台裏のキャットファイトありで見ごたえがあります。(実は後半に新人時代のタイラ・バンクスも登場している。)
ジョージ・マイケルの代表曲『Freedom! '90』のMVにもリンダ、ナオミ・キャンベルなどが登場していますが、自分は『Too Funky』の方がずっと良いと思います。やっぱりランウェイでこそスーパーモデルは輝くのでしょう。
ランウェイ・クイーンなRPDRシーズン3優勝者のラジャがこの曲でパフォーマンスしている映像がYouTubeにあったので探してみてください。
以上、ル・ポールのドラァグレース好きな人におすすめしたいMVでございました!
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました♪
madaraでした!